本日7月28日午後4時20分。
しゅうた様は虹の橋を渡っていっちゃいました。
13年と2ヶ月の猫生でした。
長い間、一緒にいてくれてありがとね。
ここ2ヶ月ほどで判明し、急に悪化した糖尿病。
実はここ1ヶ月ほどはほとんど何も食べられず、ゴールデンウィーク頃には7.8キロあった体重も7月半ばに量ったときには5キロをきっていました。
昨日入院前に測定した時は、前の日入れた点滴が残っていても4.8キロ。
巨猫だった面影は背の高さだけです。
かなり痩せてほとんど筋肉は落ちてしまっていました。
今週はじめくらいには何か口にいれようとすると拒絶して嘔吐してしまい、さらに体力を使ってしまったようです。
26日の夜7時からインスリンの投与をはじめましたが、血糖値が下がることはなかったので、もしかしたら、インスリンが効かないタイプの糖尿だったのかもしれません。
(本当はちゃんとご飯が食べられるようになってから、その量とインスリン量を調整しながら治療をしていく予定だったんです。)
その晩9時と10時頃にかなり激しい嘔吐がありました。吐くものはないんですがかなり苦しそう。
それから足腰がたたなくなり、寝たきりに。
おしっこは普通にでているんですが、一人ではトイレにもいけなくなりました。
27日の午後、半日休暇をとってお昼に帰宅しました。
しゅうた様は寝返りはうっていますが、お漏らしをしていました。
もう脱走する心配もないので、部屋中開けて空気を入れ替え、下に敷くタオルを換えてぬれタオルでお尻や足についたおしっこをふいていたら、マッサージされているみたいで気持ちがよかったのか喉をゴロゴロいわせました。
体調が悪くて一週間くらいこの音をきいていなかったので、なんだかちょっと安心しました。
今思うと、外の気持ちのいい風にあたりながらマッサージされていたこのひと時が、最後のいい気分だったようです。
こんなひと時を、意識があるうちにもててよかった~。
でも、その日の夕方インスリンを打ちに病院へ行って様子をみて血液検査をしてもらうと、インスリンの効き目がないこと(血糖値が上がっていた)、3日前の検査よりカリウムがかなり欠乏して(半分くらい!)いることが判明。
かなり危険な状態です。
先生から、今後も同じようにインスリンと点滴だけ打って帰宅するか、入院して経過をみながらカリウムを多めに投与してみるかどうするかもちかけられました。
カリウムは心臓を動かすのに必要ですが、逆に量によっては心臓に負担をかけ止めてしまう危険性もあるので、様子をモニターしながら使う必要があるそうです。
前日の激しい吐き方を経験していたので、「あの苦しさは私ではどうしようもない。病院で今の悪い状態を脱してからまた通院治療に切り替えたい」という考えを伝えました。
病状が変化したら、いつでも携帯に連絡を入れてもらうことにしてしゅうた様を病院に預けました。
もう、その晩は色々気になって熟睡できませんでした。
そして今日。
朝9時過ぎても電話がないので、「しゅうた様、もちなおしているかも!」と僅かな希望をもちました。
でも、ちょうどお昼になる頃、病院から電話がありました。
「カリウムの点滴もインスリンもほとんど効果がなく、呼吸がやや速くて寝ている(昏睡?)状態です。」と先生から説明がありました。
「今日の夕方、もう一度今後の治療について話しましょう。退勤の時でいいですから寄ってもらえますか?」
今すぐにどうにかなってしまいそうではなさそうでしたが、もう、午後は気が気ではありませんでした。
そして、そろそろ退勤という頃電話が。
「呼吸が停止の状態になりました。すぐにこられますか?」
私の退勤時間は4時半。時計は4時15分ごろでしたが、無理をいってちょっとだけ先に帰らせてもらいました。
もう、半泣きで病院に到着。4時40分頃だったと思います。
すぐに奥の処置室に通してもらいました。
しゅうたは4時20分に静かに息をひきとったそうです。
入院する時から敷いてくれていたホットプレートのせいか、まだあたたかなしゅうた様は、目を開けて横になっているだけ。
表情も静かで、本当に寝ているだけみたいでした。
吐いたとき以外はほとんど意識が無い、寝ているような状態だったそうです。
苦しいのは可愛そうなので・・・といっておいたためか、無理な延命(心臓マッサージとか酸素吸入とか)も極力控えてくれていました。
(私も無理な延命はしないように、先にお話してありました。)
老齢ということと、かなり体力を消耗していたことを考慮に入れていていただいての処置で、本当に感謝しています。
帰宅して、いつも帰りを見ていてくれた窓辺のソファの上に置いて、しゅうた様の前でひとしきり号泣しました。
それから、暗くなる前に父と庭に埋葬しました。
急なことでお花の準備もできなかったので、近くに咲いていたシロツメクサを13本(歳の数)束ねて一緒に入れてあげました。
本当は、この週末くらいがやまかな・・・今夜はしゅうた様の隣で寝よう・・・なんて考えていたのに、一足先に駆け足でするりと虹の向こうへ行っちゃった感じです。
最後までマイペースなしゅうた様でした。
いつもしゅうたを可愛がってくれたみなさん、病気のことを心配してくださったみなさん、しゅうたのためにどうしたら一番いいか悩んで治療してくださったファミリー病院のK先生はじめ看護士さんたち。
本当にどうもありがとうございました。
そして、先に虹の橋を渡っていったreineさんとこのたまちゃん。
しゅうた様をよろしくお願いねー。
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